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アレルギー性鼻炎について

 アレルギー性鼻炎は鼻から吸入した抗原が原因で生じる鼻粘膜のアレルギー疾患です。大きく通年性のアレルギー性鼻炎と季節性のアレルギー性鼻炎(花粉症)に分かれます。花粉症の場合は花粉を抗原として発症しますが、近年グループ2自然リンパ球(ILC2)という細胞の存在により、抗原が明らかでなくてもアレルギーが起こることがわかっています。

①通年性アレルギー性鼻炎

 通年性アレルギー性鼻炎は1年を通してずっと鼻炎症状があります。主にダニが原因となっています。季節の変わり目に増強しやすいとされています。
長期間治療が必要なので、長期間症状を抑えられる範囲でなるべく少ない薬剤でコントロールできるようにします。

②季節性アレルギー性鼻炎(花粉症)

 ほとんどの場合花粉が抗原となります。30歳までに発症するのがほとんどです。該当する花粉が飛散する時期に鼻炎症状、目の結膜炎症状が出現します。発症時期が明確のため治療計画が立てやすいのですが、症状は非常に強いため、短期間(4-8週間)積極的に治療して症状のコントロールをできるようにします。必要に応じて治療期間は長くなります。
 代表的な花粉症であるスギ花粉症は20-60歳までの40%程度がかかっているとされています。今後50%程度まで増加すると予測されています。

花粉が多い時期の目安

  • スギ 2~4月
  • ヒノキ 3~5月
  • ハンノキ 1~5月
  • シラカンバ 4~6月
  • イネ(カモガヤ、オオガワガエリ) 4~10月
  • ブタクサ 9月
  • ヨモギ 9~10月

症状

 くしゃみ・鼻のかゆみ、水溶性鼻漏(サラサラのはなみず)、鼻閉(はなづまり)が主な症状です。

検査

 血清特異的IgE抗体測定、鼻汁好酸球検査、鼻誘発テストなどがありますが、当院では血清特異的IgE抗体測定が可能です。

治療

  1. 抗原回避
     抗原の回避や除去は重要です。血清特異的IgE抗体の結果などをもとに行います。例えばホコリやダニにアレルギーがある場合は、部屋や布団の掃除を定期的に行うことが大事です。また花粉症であれば、外出時に毛織物などは着用せず、マスク、眼鏡を着用する。帰宅後に衣服や髪を払ってから入室する、布団を花粉飛散期に外に干さない、こまめに部屋の掃除を行い花粉を除去する、などの対処方法があります。
  2. 薬物療法
     季節性アレルギー性鼻炎は花粉飛散期の早い時期に治療を導入することで、過敏性の悪化を抑えることが知られています。そのため症状が出る前、もしくは出ても軽症のうちに治療を開始するのがおすすめです。
    第2世代抗ヒスタミン薬をベースに抗ロイコトリエン薬、抗プロスタグランジンD2・トロンボキサンA2受容体拮抗薬、鼻噴霧用ステロイド薬などを使用して治療を行います。漢方薬の治療を行うこともあります。根治療法としてアレルゲン免疫療法(スギ、ダニ)がありますが、当院では行っておりません。
  3. 手術療法
    当院では行っておりませんが、鼻閉が顕著で、上記の薬物療法の効果が少なく鼻腔形態異常が伴う方や、妊娠予定で薬物療法を望まない場合は手術療法も選択肢の一つとなります。
  4. IgE抗体療法
     血中のIgEというアレルギーを起こす抗体と結合しその活性化を抑制する注射の治療です。
     スギ特異的IgEスコア+3以上、12歳以上で上記の治療でコントロールがつかない重症のスギ花粉症患者さんが対象となります。